PTO軸破損!
先日の話ですが、お客さんからこんな一報が届きました。
「ロータリー回すやつが欠けたんだけど(笑)」
笑ってる場合じゃないぜ兄貴(笑)
久々のPTO軸折れ修理が始まります。
韓国のデドンというメーカーのトラクターです。
部品もすぐ届いたので修理を始めます。
取り付けボルトを外すと、PTO軸のケースごと外れます。
一体になっているので外す時間も掛からないですね!
まずはギヤを蓋をする役割をしているブラケットを外します。
外す際はシムがブラケット側に張り付くこともあるので確認。
バラバラにするとおおまかにこのぐらいに分かれます。
組み方自体は間違えにくいですが、記録を残しておくといいですね。
PTO軸、オイルシール(PTO軸)、ベアリングを交換。
ギヤは痛んでいないので交換せず。
組付け終わったら最後にオイルシールを入れます。
このオイルシールは一体ではなく、外側のシール部分と内側の金属(筒)と分かれています。
外側、内側を別々に取り付けるとスプリング(オイルシール)が外れてリップもめくれてしまいそうですね。
スプリングやリップのことを気にしながら、ふたつの部品を合体させ組付けます。
液体パッキンを塗布し本体へ組付け、動作に支障が無ければ完成です。
その後、問題なく動くことをお客さんに確認してもらう。
「良いね!ありがとう!」
と喜んでいました(笑)